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窯元がたくさんです-5-
 

窯元がたくさんです-5-

 

島根県を延々西へ。
益田市をすぎ、津和野町を横目に見ながら、
山口県へ入ります。


山間の田園や牧場が広がる中に、
舟木邦治さんの舟木窯がひっそりとあります。


舟木さんは島根県松江市の生まれで、
布志名焼、船木研児氏に師事されました。


当店で扱うやきものの中では
ちょっと異色の雰囲気です。

実用の中の美しさ、
というよりは暮らしの中の楽しさ。
ちょっと奇抜な形も色も、
舟木さんの暮らしぶりから生まれる楽しさ。
工房も住まいも作品もご自身も、
すべてに一本、筋が通っています。

 


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ふち青平皿


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内呉須ケーキ皿


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羽根付カップ 慣れないと持ちにくいです。


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楕円皿 鳥

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花器


今年(2013年)11月には
舟木さんと銅版画家の村上千彩さんの二人展を予定しています。
どんな会になるか、楽しみです。









| kogensya | 13:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
窯元がたくさんです-4-
 

窯元がたくさんです-4-

出雲市から車で約1時間。
出雲地方から石見地方へ文化圏が変わります。
大田市温泉津(ゆのつ)。
名前のとおりに港と温泉で栄えた町です。


趣のある温泉街をちょっと外れたところに、森山窯はあります。


河井寛次郎の最後の内弟子として知られる森山さん。
土もののぬくもりを感じさせながら、
実際に使ったときのぴたりと手になじむ感触は、
細部にまで心が配られているからと思います。
いつ伺っても掃除の行き届いた工房は、
凛とした空気が流れています。

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飯椀 重さのバランスがとてもよいです。

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ティーポット(小)

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灰皿 最近は需要が少なくなりましたが、立派な形です。

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定番のマグカップ    

次はさらに西に向かい、山口県徳佐の舟木窯です。










| kogensya | 15:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
窯元がたくさんです-3-
 

窯元がたくさんです-3-

宍道湖を右手に、
西に向かってから山沿いへと向かいます。
雲南市三刀屋。
静かな山沿いに、石飛勝久さん、勲さん父子の「白磁工房」があります。

品のよい潤いを感じる勝久さんの作品は
数十年前から当店の定番。

後継の勲さんも勝久さんのよさを受け継ぎながら、
いまの感覚を取り入れた、誠実でたしかな仕事をしています。


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呉須線文鉢 径18cm 勝久さん作 深みがあってやわらかい青。
                         それが、勝久さんの呉須の色。


IMG_1628.JPG  徳利とぐい呑み 勝久さん作  お酒はもちろんですが、小さな花を飾りたくなる徳利です。


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湯飲みとマグ 勝久さん作   面取り、しのぎ手の切れ味が心地よいです。


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白磁香炉 勝久さん作  手のひらにおさまる香炉。
                 大切なものをしまっておく小物入れにもなりそうです。


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白磁深皿と飯椀 勲さん作  深皿はスープ、パスタ、ごはんに。使うとわかる万能さです。


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コップと碗皿 勲さん作  ていねいな仕事ぶりが伺えます。

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呼び鈴 勲さん作 澄んだよい音がします











| kogensya | 11:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
窯元がたくさんです-2-

 

窯元がたくさんです -2-

袖師窯からクルマで西に30分。
山陰本線、玉造温泉駅まえの湯町窯。
青白いなまこ釉とガレナ釉といわれる黄色い釉薬で知られます。

洋食器が多く、スリップウェア、多様なマグ、ピッチャーなど、
この窯ならではの雰囲気を湛えています。

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なまこ釉のボウルと皿 ふちの斜めしのぎとなまこ釉はよく合います。


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櫛描きの飯椀と汁碗。なまこ釉とならぶとコントラストが鮮やかです。


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多様なカップ類。取っ手の持ちやすさには定評があります。


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指にぴたりと馴染みます。


IMG_1605.JPGスリップウェアの楕円皿。
こういうこってりしたところが味になるのも湯町窯ならでは。


次は、雲南市三刀屋の白磁のつくり手
石飛勝久さん、勲さんを紹介します。










| kogensya | 14:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
窯元がたくさんです-1-
 

窯元がたくさんです-1-

島根県は東西に長く伸びた中に、100軒ちかく窯元があるとか。
当店でもおつきあいのある窯が、いくつもあります。


そんなわけで年に一度は訪れる島根県。
今回もいろいろとよいものを選ぶことができました。

 

まずは松江市。
宍道湖のほとりの袖師窯。
日用のうつわを幅広く作る窯です。

渋いもの、ちょっとモダンな印象のもの。
いずれも実用での使い勝手は、とてもよいです。

新入荷品の中から、一部ご紹介します。

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市松模様のカップと皿 径21cm


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ふちの鉄釉と呉須の青が美しい皿 径18cm


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小皿三種 「巴」「米」「つゆ草」の図柄(右上から時計まわり)


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たっぷりふっくら番茶碗 どちらも梅紋


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ちょっとクラシカルな絵付けのそば猪口。
宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島が描かれています。


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呉須釉しのぎカップ。


次回は、湯町窯を紹介します。











| kogensya | 14:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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