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2012年型 
今年のコップ

どの作り手さんもだが、
定番品とはいえ入荷のたびにちょっとずつ雰囲気は違ってくる。
それも楽しいもの。

IMG_0889.JPG

画像の森永豊さんのコップ。左端、私の好きな「ゴーシュのコップ」。
昨年のものよりちょっとワイルドな雰囲気が強くなった気がする。
この無骨さも、なかなかよいです。

右端のタンブラーは
いちばん昔からの定番のコップ。
「ほにゃっ」とした感じは昔からかわらないけど、
我が家にある10年前、5年前のものと今回のものを並べてみたりすると、
サイズもカタチもずいぶん変遷がある。

何年式トヨタカローラ、みたいなかんじで
「昔はこのコップはこんなだったんだな」って。


今年は、森永さんの作品展開催の年。
今年しか会えない「2012年型」の作品が
たくさん見られるのが楽しみです。


森永豊 吹きガラス展
2012年7月6日から12日まで








| kogensya | 14:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
いぐさのじゅうたん

花ござ

ござですね。
夏はさわやか、冬でもほんのりあたたかい。
岡山県、倉敷の三宅松三郎商店の「花ござ」。

国産のいぐさを使い、ていねいに作りあげています。
その丈夫さは、何年使い込んでも感心するほど。 

011 (800x600).jpg

画像は、板敷きの床に敷き詰めた花ござです。
部屋ごとの微妙な寸法にも対応できます。

たたんで丸めてしまうこともでき、
気分に応じてほかの敷物と使い分けることも容易です。


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                           倉敷 花ござ 7350円〜/一畳

柄はいろいろです。
上の画像の柄は「小亀甲」です。






| kogensya | 15:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
井上尚之作陶展
 
井上尚之作陶展 開催中です

2012年5月18日〜22日


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| kogensya | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
井上尚之作陶展 −3−

真民さんのご縁。

尚之さんが生まれた熊本県荒尾市。
そこは、お父さまの泰秋さんが、ふもと窯をひらいたところ。
そして、「念ずれば花ひらく」で知られる詩人、坂村真民さんの出身地でもあります。


尚之さんの父、泰秋さんは
小代焼の名工であるとともに、真民さんのことばに強く影響を受け、交流のあった方。
ふもと窯の館内には、真民さんのことばが、いくつも貼り出されています。


もしかしたら、まっすぐに熱くつくり続ける尚之さんの姿勢にも
影響しているのかも、と思えるほど
その詩には、真摯な思いがみなぎっています。



そして、仙台光原社の店内にいつも掲げているのも、真民さん直筆の書。

宮城県民芸協会の会長だった門脇允元さんを通して
真民さんとのご縁を得て以来、掲げています。
よい出会いの場となることを願って。


5月18日午後〜19日午前、井上尚之さんが仙台光原社にいらっしゃいます。






| kogensya | 06:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
井上尚之作陶展 −2−

山のふもとで、まっすぐにつくる。



尚之さんの仕事場は、熊本にある小岱山のふもと。
小代焼の名工である父・泰秋さんがつくられた「ふもと窯」には、
泰秋さんと尚之さんも含め、5人のつくり手がいます。



仕事場では、つなぎ姿

6室ある登り窯に火入れするのは、月2回。
薪でたく登り窯は、薪ひとつで形や色合いが変わってくるため、
釉薬の溶け具合や焼け具合が異なります。
そこが、土もののおもしろさでもあるのですが、
釉薬が溶けすぎるなど、出荷できない仕上がりになってしまうものも。

「正直、6割ぐらいしかとれませんが
 10割とるんだという気持ちをもっておけば、6割以上とれますから。
 窯が母なら、焼き上がったものは、自分の子どものような感じ」



5人の子の父である尚之さんにとって
焼きものも、自分の子どもたち。

今回、どんな子どもたちを仙台に迎えられるのか
とても待ち遠しいところです。


※次回は、尚之さんと仙台光原社の「思いがけないご縁」について紹介します。


| kogensya | 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
井上尚之作陶展 −1−

それは、ポン描きからはじまった。

仙台光原社で、初の展示会となる「井上尚之作陶展」。
若きつくり手である尚之さんの作風を代表するのが
「スリップウェア」です。


(写真/左上)スリップ楕円皿(24cm)4,410円   (中)ミルクピッチャー1260円   (右上)ポット小5,670円
(写真/左下)スリップ楕円皿(20cm)2,520円  (右下)スリップ角深皿(21cm)6,300円


スリップウェアとは、イギリスの古陶の技法のこと。
赤や白の化粧土(スリップ)を用い、
一色を全体に掛け、もう一色をスポイトから垂らして模様を描きます。

ですが、尚之さんは当初スリップウェアとは知らなかったそう。
師匠である小石原焼の太田哲三さんから
刷毛目やポン描きなど、さまざまな技法を教わりました。
そのポン描きが、化粧土をスポイトで垂らしていくスリップウェアと似た手法。

ある時、「これはスリップウェアではない」と批判されたことをきっかけに
スリップウェアを知り、のめり込んでいきました。

昔からある模様をベースにつくられた尚之さんの焼きものは
どこかモダンな表情。
パスタやキッシュ、煮物や和えものにも、よく合います。


焼く前、赤と白の化粧土がはっきり。


 ※次回は、尚之さんの仕事場「ふもと窯」を紹介します。





| kogensya | 11:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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